良く聞く逆浸透膜やRO膜ってなに?
逆浸透膜はRO水とも呼ばれ、水分子より大きな物質は除去することができます。逆浸透膜方式はアメリカの研究機関で開発され、宇宙でも使用された実績もある浄水方法です。日本では、RO膜(逆浸透膜)の用途として、海水を淡水にする装置に使用したり、最近では排水の再利用にをするために使用することも多くなりました。一部家庭用浄水器にも使用され、純水をつくれる浄水器として、RO浄水器や逆浸透膜浄水器として販売されています。
RO膜(逆浸透膜)の仕組み
RO膜(逆浸透膜)は、水分子しか通さない浸透膜を利用し、純物を含んだ水に圧力をかけ物質をほとんど取り除いた水と、浸透膜を通らず排水される水の2種類ができます。この不純物をほとんど取り除いた水を純水と呼び、利用されています。家庭用としてあまり普及していない要因として、RO膜(逆浸透膜)フィルターが高額な事や、排水(捨て水)しなければならないことなどが要因なようです。
RO水のメリットとデメリット
RO膜(逆浸透膜)でろ過した水は、不純物もすべて除去し安全な一方、有効な物質である、ミネラル等もすべて除去してしまいます。また、日本の水道水は中性で軟水という条件ですが、RO水は水が酸性寄りになってしまいます。もともと米国で開発されたRO膜方式は、安全な水を精製する事で開発されている為、日本人の様に、ミネラルが豊富なおいしい水を使用したい国民には受け入れにくい商品となっています。
RO膜(逆浸透膜)のみでは使えない
RO膜(逆浸透膜)は、水をろ過する素材としては高額な商品で、水に含まれる不純物をほとんど除去することが出来ます。但し不純物を除去することで、膜への負担が大きくRO膜(逆浸透膜)のみで水を処理すると、消耗が早く膜の交換が早くなります。使用する場合は膜への負担を軽減するため、ポリプロピレンや活性炭などのフィルターを前処理として使用しなければなりません。